餅まき

2024年9月3日

こんにちは。事務員ブログです。

残暑が厳しい一日ですが体調はいかがでしょうか?

本日は「餅まき」についてのお話をさせていただきます。

建築で行われる餅まきとは、新築の家を建てる際に行う「上棟」の工程が無事に終わったことを祝い、今後の完成に向けてますます工事がうまくいくように祈願する行事であり、基本的には上棟式中に執り行われます。

上棟とは、住宅の建築における「柱」や「梁」といった基本構造を完成させ、家の屋根を支える「棟木(むなぎ)」という木材を取り付ける工程のことです。

そもそも餅まきとは、家に降りかかる災いを払うために行われていた儀式と伝えられてきました。今も昔も、家を建てる・購入することは富の象徴です。ただその象徴には、厄災がふりかかると考えられており、餅まきは神様にお供え物(餅)を献上してその厄災を払ってもらうための習慣だったそうです。

弊社もモデルルームを建てる際はお餅投げを行いました。(来てくださった方、誠にありがとうございました!)

因みに和歌山県は餅まきをする回数が多く、「餅まき文化の聖地」と呼ばれているそうです!

昔、私が名古屋の結婚式場で働いていた時の話ですが、結婚式の当日に新婦様が自宅を出られるときに自宅で「お餅まき」をしてから式場に来られる方が何組かいらっしゃいました。

昭和30年代くらいまでは嫁に行くということは、その村や町から1人出て行ってしまう・・・。

大切な働き手が減ってしまう!それは困る!! ということで、村や町の人が「嫁に行けないように」行手を阻んだでいたそうです。

人、1人のちからをとても大切にされていたんでしょうね。

花嫁がスムーズにお家から出るために生み出された策が、屋根からお餅を撒く「お餅まき」。
花嫁行列を通せんぼしている人たちには、道を開けてもらうために「花嫁菓子」というものを渡したそうです。(愛知県には今でも嫁菓子が買える日本最大規模の駄菓子問屋街があります。)

そのときの新婦様はその古くからの文化を引き継ぎ、地域の方にご挨拶をされてから式場に来られましたが、皆に祝福されてとても嬉しかったと仰っておられたのを今でも覚えています(*^^*)

地域によっていろいろな意味合いのある餅まき文化ですが、いつまでも守り続けていけるといいですね。

本日もお読みいただきありがとうございました。

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