自然素材あふれるセロエネルギー住宅(ZEH)気密測定実施~和歌山県紀の川市~
2018年1月11日
こんばんは。
今日は榎本林業の現場初の気密測定を行いました。
目標値はC値を1.0以下にということで取り組みました。
気密住宅と呼ばれるものはC値が5.0以下とされ、ハウスメーカーでも
それぞれ社内基準が定められ0.19~5.0となっています。
定めている=気密測定を各現場で行っているではありませんが、
各現場ごとに気密測定を実施しているメーカーはやはりC値が低い傾向にあります。
ちなみにC値とは・・・。
C値=相当すき間面積 計算式 家全体の隙間面積の合計(㎠)÷延べ床面積(㎡)
です。簡単にいうと1㎡あたりに対し隙間がどれくらいあるのかということを表した
数字です。ハウスメーカーでも1.0を切っている会社は少ないようで、
「うち今日は初めてやし、屋根も複雑なとこあるし、窓も隙間できやすいのわざわざ使ってるし
大丈夫やろか?」と心配していました。
で、こんな機会を使ってやっていきます。
吸い込まれそうな形していますね。ブラックホールみたいですね~( ゚Д゚)
仕組みは建物内の空気を減圧し、すき間風を確かめるという方法です。
機械で測定。
第1回目測定結果・・・。
C値=0.9
ヤッター!目標値をクリアしました!
これも現場に携わってくれている皆さんのおかげです。
目標値はクリアしましたが、折角なので隙間確認の作業を行い
隙間をシリコンやウレタン断熱で埋めて、再度測定することとしました。
手をあててすき間風を探し、作業が進められます。
この建物は、玄関のドアが木製で現在は工事用の仮のドアが取り付けられているため、
隙間を目張りしていましたが、やはり周囲からすき間風がありました。
第2回目測定結果・・・。
C値=0.83
最初にしては上出来と検査員の方にもお褒めの言葉を頂き無事終了しました。
今回の現場はこれで終了ですが、次回の現場ではもっと良い数字が出るように、今回の課題を
克服していきたいと思います。
ただ忘れてはいけないのは、家づくりはC値にこだわるのが全てではなく、
暮らしやすさ、使いやすさ、楽しさ、カッコよさなど色々な要素が総合されてできるものであり、
当社におきましては、最重要視するポイントではないことをお伝えいたします。
今回のこの数字を分かりやすくすると、床面積172㎡のお家の隙間の合計が凡そ12㎝x12㎝になるそうです。
アナコンダが入ってきますね~(; ・`д・´)